ママ薬剤師の働き方

ママ薬剤師におすすめの働き方は?正社員・パート・派遣を徹底比較!

悩む薬剤師

ずっと正社員として働いてきたけど、子育てしながらフルタイムで働くのは大変・・・。

女性が多い薬剤師業界。出産後も仕事を続けるママ薬剤師も多いですよね。

子どもが小さいと正社員としてフルタイムで働くのは正直大変です。

りか

わたしは育休明けに転職して、週24時間のパート勤務になりました。

もっと子どもと過ごす時間を確保したい、時間的にゆとりのある生活がしたいと考えるママ薬剤師も多いのではないでしょうか?

この記事では、薬剤師の主な勤務形態である正社員・パート・派遣を比較し、ママ薬剤師におすすめの働き方を解説します。

この記事がおすすめな人
  • 正社員として働いているけど、それ以外の選択肢が気になる人
  • 正社員として働くのに限界を感じている人
  • 子どもとの時間を確保するために働き方を見直したい人

正社員・パート・派遣の違い

薬剤師の雇用形態にはおもに正社員・パート・派遣の3種類があります。

正社員・パート・派遣の比較

それぞれの雇用形態の特徴と、ママ薬剤師にとってのメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。

ママ薬剤師が正社員で働くメリット・デメリット

正社員は基本的に週5日、フルタイムで勤務する働き方です。

正社員で働く最大のメリットは安定性です。

昇給やボーナスもあるため、勤続年数が長くなれば収入もあがっていきます。

多くの薬剤師は出産前は正社員として働いていますよね。

しかしながら、子どもが生まれてママ薬剤師になると悩みも多くなります。

  • 勤務時間が長くて子どもとの時間がとれない。
  • 異動で自宅から遠い店舗に配属されてしまう。
  • 子どもの体調不良で休みがちになり、肩身の狭い思いをする。

育児・介護休業法により定められた時短勤務制度を利用することも可能ですが、多くの会社では「入社後1年を経過していない労働者は時短勤務ができない」というルールが設けられています。

また、職場の雰囲気によっては時短勤務をしづらいということもあるでしょう。

ほかの働き方に比べると労働時間が長くなりがちで、時間の融通がききづらいというのが正社員で働くデメリットです。

また、会社によっては別店舗への異動を命じられる場合もあります。

自宅から遠い店舗に配属されてしまうと仕事と育児の両立が難しくなってしまいます。

小さい子どもを育てているママ薬剤師が正社員で働くためには、夫をはじめとする家族のサポートと職場の理解が欠かせません。

ママ薬剤師がパートで働くメリット・デメリット

ママ薬剤師がパートで働くメリットは、ライフスタイルに合わせて勤務時間や勤務日数を決めることができることです。

子どもが幼稚園や学校に行っている時間に合わせて午前中だけ働く、ワークライフバランスを考えて週に3日だけ働くといったことも可能です。

また、基本的には異動はなく、自宅近くの職場で長期的に働けることもメリットといえます。

デメリットとしては、正社員のように昇給やボーナスはないことが一般的なので給与面で不利になってしまうことがあります。

政府の統計(令和2年賃金構造基本統計調査)によると、正社員として働いている薬剤師の平均年収は565.1万円となっています。

パート薬剤師として時給2,000円で正社員と同じく週5日(月20日)、1日8時間労働した場合、年収は384万円となってしまいます。

また、勤務条件によっては社会保険や雇用保険に加入できない場合もあるため、パートで働くことを検討する場合は福利厚生もしっかりと確認しましょう。

パートは子どもがまだ小さくて手がかかる人や、収入よりも時間的余裕を優先させたい人、夫や実家の協力を得にくいママ薬剤師に向いている働き方といえます。

ママ薬剤師が派遣で働くメリット・デメリット

派遣薬剤師は、派遣会社に登録してさまざまな職場に派遣されて働きます。

派遣会社に所属するので、社会保険などの福利厚生を享受しつつ、勤務日数や勤務時間はライフスタイルに合わせて柔軟に選ぶことができます。

時間の融通をきかせやすいという点はパートと同じですが、基本的に時給はパートよりも高くなります。

ワークライフバランスを大切にしつつ、高収入を得たいママ薬剤師におすすめの働き方です。

デメリットとしては、契約ごとに別の職場に切り替わるので、そのたびに新しく仕事を覚えなければならないことが挙げられます。

店舗が変われば、扱う薬剤や調剤棚の配置、薬歴システムの使い方、近隣の病院との細かいルールなども変わってくるので、毎回新しい職場に慣れるまでは大変です。

また、派遣薬剤師を雇う薬局は、深刻な人で不足で即戦力となる人材を求めていることが多いです。

子育て中でブランクがある場合や経験が少ない場合などは、派遣で働くのは難しいかもしれません。

りか

薬局にとって派遣薬剤師を雇うのはかなりの高コスト(高い時給+派遣会社へのお金も必要)。できる限り派遣は雇わないようにしたいというのが本音です。

ママ薬剤師におすすめの働き方はパート

わたしのように子どもがまだ小さくて手がかかるというママ薬剤師におすすめの働き方はパートです。

自分のライフスタイルに合わせて、無理のない勤務時間・勤務日数で働きましょう。

りか

私はパートに転職して、収入は下がってしまったものの、時間にゆとりができて無理なく働けるようになりました!

一時的に給与は下がってしまいますが、子どもが小さいうちはパートとして無理のない範囲で働き、子どもが大きくなって手がかからなくなったら、また正社員として働くという選択肢もあります。

薬剤師という仕事は専門職である以上、ブランクがあくと知識や経験を取り戻すのが大変です。

ライフスタイルに合わせて働き方を変化させながら、薬剤師としてのキャリアを長期間途切れさせないようにしましょう。

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