はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
当ブログ「ママ薬剤師のすすめ」は仕事と子育ての両立に悩むママ薬剤師に向けて運営しています。
管理人である私自身も仕事と子育ての両立に悩みながら奮闘しているママ薬剤師のひとりです。
- 育休明けに調剤薬局正社員→慢性期病院のパート薬剤師に転職
- 2021年生まれの男の子のママ
- 転職経験2回
なんで薬剤師になったの?
私が薬剤師になった理由。
それはただ、手に職をつけたかったからです。
私が進路を考えていた高校生の頃は、まさに就職氷河期といわれている時代でした。
毎年2月~3月ごろになると、有名大学に通っていても就職先が決まらない大学生がワイドショーの取材を受けているのが定番となっていました。
そんな時代に進路を考えていた高校生の私は「せっかく大学まで行くのなら、就職で苦労したくない」と考えていました。
そして、自分の成績を考慮して、地元の国立大学の薬学部に進学することになったのです。
当時の私は、手に職をつければ、薬剤師になれば、将来、結婚・出産をしても働き方を変えながら細く長く社会で活躍できると考えていました。
いつかはママになるんだ!と漠然と考えていた高校生の私にとって、「薬剤師」という資格はとても魅力的に思えたのです。
薬剤師になってからの経歴
2016年に無事に国家試験に合格し、調剤薬局で働き始めました。
新卒で就職した会社は地元では比較的大手のチェーン薬局でしたが、昔ながらの家族経営の会社でゆとり世代の私には合わないなと感じる部分も多々ありました。
- 新人は夏の宴会でダンスの出し物をしなくてはならない(練習は休日に。もちろん給与は出ない)。
- 通勤時間1時間以上かかる店舗に当然のように配属される。
- 年間休日は100日ほど。祝日があると有給が消化される(有給のない新人は毎日残業をして出勤日数を稼がなくてはならない)。
- 福利厚生の社員旅行は休日扱い。
- 社員は同世代が多いが、中学校の部活のように上下関係がはっきりしている。
そんな会社にどうしてもなじめず、たった1年で退職。
1年も仕事を続けられなかった自分にがっかりする部分もありましたが、転職活動を経て、別の調剤薬局に就職することとなりました。
2つ目の会社は最初の会社よりも小規模な会社でしたが、
- 年間休日120日ほど。
- 社員の年齢層が幅広く、程よい距離感でかかわれる。
- 配属エリアが決まっていて遠方への異動はない。
というように、ワークライフバランスを重視したい私には働きやすい環境だったため、新卒で入社した会社に勤め続けることにこだわらずに、思い切って転職してよかったと思っています。
出産、そしてママ薬剤師デビュー
フルタイム正社員として働いてきた私でしたが、2021年に息子を出産しました。
出産前には当然のように産後も正社員として仕事を続ける!と思っていたので、産休・育休を取得しました。
しかしながら、出産を経ていざ子育てが始まると、子育ては想像以上に大変で、そして、想像以上に幸せな時間でした。
いつかは私のもとを巣立つであろう息子を、まだ母の手を必要としてくれる幼い時期から保育園に預けて働くのはとてももったいないことのように感じ、復帰が近づくにつれて、さみしくて憂鬱な気持ちになっていきました。
子どもと24時間一緒にいられるのは今だけ。できる限りこの時間を堪能したい。
という思いもありましたが、育休をとらせてもらった以上復帰しないわけにはいかず、息子が1歳2か月のときに時短正社員として復職しました。
週32時間勤務の時短正社員として働いていましたが、
- 仕事のある日は帰宅後も家事に追われ、息子とゆっくり過ごす時間はほとんどない。
- 丸1日休めるのは日曜日だけ。家族でレジャーも楽しみたいけど、やり残した家事を片付けるのに精一杯。
- 常に時間に追われていて、いやいや期真っ盛りの息子にイライラしてしまう。
仕事と家事と育児に追われて過ごす日々にだんだんと疲弊して、何よりも大切にしたかった子どもとの時間を楽しめなくなってきている自分に気がつきました。
そして、もっと子どもと過ごす時間を大切にしたい、子どもが小さいうちは仕事をセーブしたいという思いで2度目の転職を決意しました。
ママ薬剤師の転職活動はきびしい
子育てと過ごす時間を確保するために正社員からパートに切り替えたいと思い、転職活動をスタートさせた私でしたが、小さい子どもがいるというだけで転職活動は困難を極めました。
- 閉局時間まで勤務することができない。
- 残業はできない。
- 子どもの体調不良などで急に休まざるをえない。
- 土日は休みたい。
このような条件をあげると、パートといえどもなかなか求人がありません。
高校生の私が、ママになっても細く長く続けられると考えていた薬剤師の仕事は、決してママが働きやすい環境ではなかったのです。
一旦仕事を離れて子育てに専念するという選択肢もありましたが、経済的な不安、そしてブランクをあけるリスクを考えるとなかなか踏み切れませんでした。
慢性期病院のパート薬剤師に転職
2度目の転職活動は困難を極めましたが、無事に慢性期病院のパート薬剤師に転職しました。
新卒からずっと調剤薬局で働いていて病院薬剤師の経験はなかったため不安もありましたが、調剤薬局勤務の頃よりも時間にゆとりをもって働けるようになり、転職してよかったと思っています。
調剤薬局から病院への転職で感じたことも記事にしていきたいと思います。
同じようなママ薬剤師を応援したい
私と同じように、出産を機にこれまでの働き方を見直したいと感じているママ薬剤師は多いのではないかと思います。
仕事を続けながら子どもと過ごす時間を大切にしたいと考えているママ薬剤師に向けて、私の転職活動の経験やママ薬剤師としての働き方を発信したいと思い、このブログを立ち上げました。
私自身、理想の働き方を模索している最中ですが、私の経験がこれから仕事と子育ての両立を目指すママ薬剤師にとって、少しでも参考になるものになればいいなという思いで記事を執筆しています。
まだまだ未熟でわかりづらい部分もあると思いますが、1記事でも読んでよかったと思っていただけるような記事を執筆できるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
薬剤師×Webライターとして活動しています
2022年11月よりWebライターとして活動しています。
薬剤師としての専門知識をいかして、おもに美容・健康ジャンルや薬剤師転職ジャンルで記事を執筆しています。
そのほかのジャンルでも丁寧なリサーチの上、執筆いたしましたのでお気軽にお問い合わせください。